東京文化会館ワークショップ・リーダー育成プログラムに参加して

みなさんこんにちは。 事務局長の坂根ここのです。 福知山芸術文化振興会では、公演やワークショップに研修として参加し、そこで得た知識や経験を福知山での文化活動に活用する仕組みを設けています。
今回は、7/17(木)~20(日)、豊洲文化センターで開催された「東京文化会館ワークショップ・リーダー育成プログラム」に参加してきました!

音楽ワークショップとは?
音楽をコミュニケーションのツールとして、誰もが自由に楽しめる場――それが音楽ワークショップです。
単に演奏を聴くだけではなく、参加者が主体となり、体験を通じて音楽の魅力を分かち合います。
講師は一流のワークショップ・リーダー
講師は、ポルトガルの「カーザ・ダ・ムジカ」から来日された6名の先生方。
“音を楽しむこと”への情熱に溢れ、どんな場面でもユーモアたっぷり。
けれど、音楽に向き合う姿は真剣そのもので、音楽を伝える者としての覚悟を感じました。
全国から集まった仲間たち

受講生は、音楽・演劇・舞台など幅広い分野で活躍されている方ばかり。
互いの経験を語り合い、悩みを共有し、刺激を受け合う――まるで濃密な合宿のような時間でした。
ワクワクするメソッドの数々
体を使って音を鳴らしたり、歌やダンスを即興で組み合わせたりする、従来のリトミックや音楽あそびで行われているような活動が、カーザ・ダ・ムジカの先生方の手にかかれば、一瞬で魔法がかかったかのように、面白くてたまらないワークショップに大変身。
即興のセッションでは、ひとつの音からみるみるうちに楽しい合奏に変わっていき、新しい自分に出会ったような感覚がありました。
演奏しながら、この時間が終わってほしくない、と思うほどワクワク感に溢れた時間でした。
また、実践だけでなく、音楽理論やワークショップの構成法についてのレクチャーもあり、楽しさを裏付ける技術や知識についても学ぶことができました。
ワークショップ・リーダーの先輩たちの姿

育成プログラムの卒業生で、東京文化会館ワークショップ・リーダーとして活躍されている先輩方も、一緒にレッスンに参加してくださいました。
笑顔の中にも芸術家としての真剣な眼差しがあり、表現するということに全力で向き合ってこられたということが伝わってきて、「私もいつかこんな風になりたい」と強く憧れを抱きました。
後日、先輩のコンサートを鑑賞!

育成プログラム終了から1か月ほど経った8/11(月)、音楽ワークショプ・リーダーの古橋果林さんが出演されている、ろうきん夏休みこどもコンサート2025『魔法使いミランダと音楽の魔法』を鑑賞してきました。
養成プログラムでたくさんのメソッドを学んだ後で、実際の公演に参加すると、一つひとつのワークに意味を見出すことができ、選曲や曲のアレンジなど、随所に散りばめられた工夫を理解することができました。
そして、参加すればするほど楽しくて、面白い世界に誘ってくれる音楽ワークショプに、改めてその魅力を痛感しました。
まとめ
4日間、音楽漬けの日々。歌って、踊って、鳴らして、聴いて…。
こんなにも濃く、楽しく、心震える音楽の時間は人生で初めてでした。
「音楽って、こんなにも人を自由にして、心を動かすものなんだ!」
今回私自身が身をもって味わったこの感動を、もっと多くの人々に届けたいと思いました。
福知山芸術文化振興会の活動や、こども音楽療育士としての実践に、この学びを活かしていくために、 自分なりに音楽の素晴らしさを表現し、地域に広げていきたいです。
カーザ・ダ・ムジカの先生方、受講生の皆さん、ワークショップ・リーダーの先輩方、東京文化会館のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。